育休中悩んでいたときに読んだ本

LUXEの神保です!

育児のことや好きな本のことを書いていくLUXEブログ「ひるやすみ」

今回は「育休中悩んでいたときに読んだ本」です☆

ラジオ感覚でゆるっとご覧ください♪

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私は高校1年生の頃からアルバイトを始め、大学受験前の数ヶ月を除き、大学の卒業制作中もずっとアルバイトを続けていたくらい、「自分で稼ぐ」ということにこだわって生きてきました。

けど、そんな私も育休を1年もらい。はじめて働かない1年です。

中学生ぶりです。

ちなみに私は小学5年生の頃から当時3才の妹の育児を任されて、保育園の送り迎えやお風呂など母親代わり、というかほぼ母視点で面倒を見ていました。

(娘が生まれたばかりの頃は頻繁に妹と呼び間違えていました。)

なので、「育児だけなら簡単!」と思っていたんです。

それがこんなにしんどいなんて。

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昔から困ったときには本を読みました。たくさん読めばどれかになにか、答えが書いてある気がして。

ねんトレ(ねんねトレーニング)の本も何冊も読みました。

でも読んだからといって乳児が「今日から夜は8時間まとめて寝るようにします!」とはなりません。寝ないのです。

そんな中、私にいちばんしっくりきたのがこの本。

黒川伊保子さんの「夫婦脳」

たぶん私は「娘が寝ない」ことよりも「夫にツライことを理解してもらえない」ことの方がすごくつらかったんですよね。

育児のシンドイところをどれだけ伝えても、全然理解してもらえなくて。それがこの本を読んですごくスッキリしたんです。

魔法のような解決策が書いてある!とかは全くないです。

これを読めば旦那がものすごく育児に積極的になる!とかは一切ないです。

ただ男女の違いを「脳科学的」に分析して、「結婚って価値観の違う男女が一緒になることだよね。」ってことが書いてあります。

当たり前の普通のことだけど、黒川伊保子さんの軽やかで魅力的な文体と科学的な視点が合わさって、すごく自分の中にしっくりきたんです。

あ~そっか。別に理解し合う必要ないのか。

違う人間なんだし。

諦めとかじゃなくて、納得感。というか。

そうだよね。って腑に落ちる感じがあって。

それまでは全然寝れてないのに、「手縫いのガーゼハンカチ」とか「手作りの離乳食」とか。理想の母親を目指してました。

しかもそれ以外に英語やPhotoshopの勉強、クロッキー(簡単なスケッチ。私の場合は3分で形を取る練習)とかもしていて。

「育休中で遅れを取るわけにはいかない!」みたいな。

「母親になってもバリバリ働けますよ!」みたいな。

よくわからない焦りがあって。余裕がなかったんです。

なんだかよくわからない「理想のワーママ像」みたいなものを目指して、寝る間も惜しんで頑張らないといけないような気がして。

そんな必死さのせいで、夫にも自分にも優しくできない。

「洗濯物を畳んでくれない!」「洗い物をしてくれない!」「私はこんなにたくさん頑張っているのに!」となっていました。

ほんとうは雑誌に載るような完璧なママを目指す必要はなくて、私も含めて家族がたのしく暮らしていけばいいんだよね。

この本をきっかけに、少しずつそんな風に考えられるようになってきて。

その頃から、少しずつ夫にも自分にも優しくなれたような気がします。

「理解し合えなくて当たりまえだよね」って思えるようになって。心に余裕ができて。

そうすると少しずつ夫も家事や育児に積極的になっていきました。今では私よりも率先して洗濯や洗い物をしています。

(そろそろ私が「全然やってないじゃん!」って言われそうなので気をつけます…!家族みんなでやる…!)

この本の「違う人間なんだから、理解し合えなくて当たりまえだよね」って夫婦だけの話じゃなくて。

仕事でも趣味でも、色々な価値観の人がいて、全員と理解し合える。って、まあ、難しいですよね。

なんだかモヤモヤするな~って。

そういう相手ってやっぱりいると思うんです。

人付き合いでのモヤモヤって。生きていく中で、誰にでもあると思うんです。

そういうときにも、この黒川伊保子さんの「夫婦脳」を読むと「しっくりくる」なにかがあるかもしれません。

「読んでみようかな~」と思ってくださる方が、もしいらっしゃれば、すごくうれしいです♪

朝晩と日中の気温差が激しいので体調気をつけてくださいね!お読みいただきありがとうございました☆