電子書籍と紙の本

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!
LUXEの神保です!
育児や好きな本のことを書いていくLUXEブログ「ひるやすみ」
2023年初ブログの今回は「電子書籍と紙の本」です☆
ラジオ感覚でゆるっとご覧ください♪
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「紙の本」って呼び方。すごいなあ~と思っていて。
「本」ってずっと紙だったのに、「電子書籍」がここまで一般的になると「本」で通じていたものが「紙の本」になる。
そんな言葉の移り変わりも面白いな~。と思いつつ。
気になる本をどっちで買うか……。なにごとも選択肢はある方が良いけど、あると迷う。
私の中では一応ざっくり決めていて。
歌集、句集ほか読み物で「癒やされたい」ときは「紙」。
ビジネス書、ニュースほか「情報」がほしいときは「電子」。
なので、漫画を買うときには迷って。
だいたい「電子」で買って、「紙」にしとけばよかった~。と、なってます。最近では「ワールドトリガー」がそれですね。すごくハマってます。
自分の中でなんとなく分けていた「紙」と「電子」ですが、なんで「紙」で読むほうが癒やされるのか。自分でもよく分かっていなかったです。
なんとなくリラックスできる。コーヒーを飲みつつ、まったりのんびり。ペラペラ紙をめくっていく。なんとなく心地よい。
本だけじゃなくて、音楽も配信サイトで聞くよりCDを買いたい派です。
スマホで聞くのも便利ですし、最近は配信でしか聞けない曲もあったりするので配信サイトも利用します。
でも、なんとなくCD好きなんですよね。先日CDプレーヤーも買いました。
なんとなく、配信で聞くよりその曲を大事にできる感じがするんです。
なんでなのかわかんないけど、なんとなく好き。
そう思っていたところ「触楽入門 ―はじめて世界に触れるときのようにー」テクタイル

この本を読んですごく「これだ…!」と感じたので、一部を紹介します。
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「これまで人と会って話すことには、皮膚感覚がかならず伴っていました、しかしSNS上でのつながりは、身体性を欠いたリアルタイムの交際を可能にしています。言葉だけがやり取りされて、相手の身体を見ることはない。(中略)頭は『繋がっている』というメッセージを受け取っているのに、身体はなにかが足りないことを皮膚感覚で感じている――インターネットの発展により、頭と身体がちぐはぐである新しい状況に、私たちは置かれています。」
(P.14より引用)
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テクタイル(仲谷さん)は、このような状態の現代社会を「テクノロジーを使って触感を取り戻す」という活動をされていて、この続きもぜんぶ面白いので、興味のある方はぜひ読んでみてください♪
この本を読んで、「電子より紙の本が好き」「配信よりCDが好き」と感じていた、言葉で表せられなかった「なんとなく好き」というところが具体的になりました。
「視覚や聴覚だけじゃなくて、触覚も使って楽しむのが好き」
そうするとすこしだけ、自分自身に対する理解が深まりました。
動画配信サイトよりライブ会場が好き。
家のテレビで見るより映画館の方が好き。
音質やモニター、大きさの違いなのかな……?と思っていたのですが、「触覚」だったと気づいてから、より「触覚」を意識するようになりました。
「触覚」を意識してみると、ライブ会場で聞く音はビリビリお腹まで響く。手や顔の皮膚にまで音の振動が伝わってくる。全身で浴びているかんじ。目と耳だけじゃなくて、皮膚全体の「触覚」で楽しんでいるんだな。と。
「触覚(触感)好き」だと分かると、いろんなことがしっくりきました。
私は紙が本当に好きで、12年プロダクトデザイナー(紙器設計)をしています。
白い紙ってコピー用紙だけじゃなくて、「ツルツル」「さらさら」「ザラザラ」「ふわふわ」ほかにも色々あります。
色々あってすごく楽しいです。
「紙」は私にとって、ライブ会場で聞く音楽みたいな。映画館で見る映画みたいな。
特別感。リアル感。満たされるかんじ。
12年同じ仕事をしていて、全然飽きません。
まだまだ使ったことのない紙を使いたいし、新しい紙も使いたい。
紙の魅力を伝えたいし、たくさんの人に楽しんでもらいたい。
できれば好きになってもらいたい。
好きなものを好きになってもらえたら、すごく嬉しいな!と思っているので、今年は紙を楽しんでもらえるような取り組みを増やしていきたい……!と考えています!
もともと紙に興味があった人も、今まで興味なかったけど少し気になる。という人にも楽しんでもらえるように、ちょっとずつ準備をしています!
詳細はまたブログに書きますね☆
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2023年も明るく楽しく過ごせますように♪
今年もよろしくお願いします!
まだまだ寒いので暖かくしてお過ごしくださいね☆
LUXE 神保香織